サンタクルスよりおはようございます。
2月8日、9日にわたるワークショップが無事に終わりました。
ご参加いただいた皆様、本当にありがとうございました。
2月8日は約100名、2月9日は約70名(うち20名オンライン)の方にご参加いただきました。オンラインの参加者も含めると約20か国からのご参加をいただきました。ありがとうございます。
2月8日も9日もオキナワの地域の方が子どもからご高齢の方までたくさん来てくださいました。そしてボリビア日本語教育研究委員会の先生がたの情熱、パワー、明るさに私も元気をいただきました。
![](https://static.wixstatic.com/media/a1aa37_9228ead869454eab94ccf02fa936dbca~mv2.jpg/v1/fill/w_980,h_735,al_c,q_85,usm_0.66_1.00_0.01,enc_auto/a1aa37_9228ead869454eab94ccf02fa936dbca~mv2.jpg)
2月8日のワークショップ「集めてみよう!コロニアオキナワのことば」で、日ボ協会の比嘉智事務局長がコロニアのことばに「遊ぶ」をあげられました。英語で"Play gateball"は「ゲートボールをする」と訳しますがオキナワでは「ゲートボールを遊ぶ」というそうです。 「〇〇を遊ぶ」というのは、なにげない一言のようでいて、とても深いなあと思いました。
スペイン語での Jugar はplay とほぼ意味範囲が同じなので、単純にスペイン語の干渉かもしれませんが、あえて「遊ぶ」を使っているのは、「勝負」ではなく、ゲートボールに「共に興ずる」ことを大切にしているからではないかと思いました。これは、「勝負」という生産性ではなく、「共に興ずる」というコンヴィヴィアルな生態を重視するコロニアの精神性そのものではないかと思いました。老若男女、時々犬も参加した2月8日のワークショップ、そしてその後の交流会で、そうした魅力を強く感じました。
教育の場においても、三線やエイサーといった琉球文化の継承学習、お話大会や豊年祭といった行事と結びついた学習が印象的でした。高校では農業体験学習や沖縄県への修学旅行などオキナワ移住地らしい学習もあります。そして学習活動には日ボ校の卒業生の青年部の若者や地域の人がたくさん参画します。こうした地域全体で楽しく子どもの学びに関与するあり方もコンヴィヴィアルだと感じました。
改めて、コロニアオキナワでのセミナー開催ができたことを心より感謝し、すべての関係者のみなさまの御礼申し上げます。
開会式スライドも添付します。
参加者の皆様はいかがだったでしょうか。よかったら今回の参加の感想を下記にお寄せください。
これからのこと
(1)ICNTJ2027
2027年5月8日、9日、ICNJT2027をアメリカプリンストン大学で開催します。こちらは国際会議で研究発表が主となりますが、スタディツアーも開催予定です。よかったらまたご参加ください。
(2)INTJオンラインセミナー
INTJネットワークならびにINTJ科研では月に一度オンラインセミナーを開催しています。
2月26日8:00-9:00は近藤ブラウン妃美先生をお招きして下記のお話をしていただきます。
タイトル
米国・ハワイ州の高等教育機関における海外日系人大学生の日本語教育:その背景と課題
本講演でいう「海外日系人」とは、永住目的で渡米した日本人移住者とその子孫のことであり、日本国籍の有無や民族的背景の多様性は問わない。本講演では、主にハワイ州の高等教育機関に焦点を当て、海外日系人大学生の日本語教育の背景と課題について述べる。
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